こんにちは！株式会社堀内電気のメルマガ担当です！
初めましての方はよろしくお願い致します！

お盆はいかが過ごされましたでしょうか？
台風7号の影響で、交通の運休や欠航が出て
旅行や里帰りが大変そうでしたね💦

さて今回は、電気の契約についてです。
電気を九州電力でご契約されている方は多いかと思います。
その中で高圧以上の契約をされている方、
またしようと思っている方は必見です！

8月8日に
「九州電力　高圧以上標準料金の全顧客　24年度以降市場連動」という
新聞記事が出ていました。

公式SNSでもお知らせ致しましたが、
その仕組みについて詳しくご説明していきたいと思います！

まず初めに、私たちが支払っている電気料金は、
基本料金＋電力料金＋燃料費調整額＋再エネ賦課金
から算出されています。

今回九州電力では、この中の「燃料費調整額」見直しが行われました。
燃料費調整額とは、火力発電で必要な石油・石炭・天然ガスなどの
燃料を輸入する際の価格を、毎月の電気料金に反映しているものです。

詳細を知りたい方は下記メルマガでもご説明しています。
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この燃料費調整額の内訳は、
燃料費調整額＋離島ユニバーサルサービス調整額となっていますが、
ここに「市場価格調整額」というのが
新しく追加されました！

毎月の市場価格の変動を
電気料金に反映させる仕組みが導入されるということです！

電力卸売市場JEPXスポット価格月間平均（九州エリア）を基に、
プラス基準：18円／kWh
マイナス基準：6円／kWh
とされます。

月間平均の市場価格が、18円を上回った場合は、
上回った差額分に対してプラス調整され、
6円を下回った場合は、
下回った差額分に対してマイナス調整されます。

6円〜18円の範囲では調整はされず、
電気料金の中に市場価格調整額は反映されません。
今までと変わりはありません。

▼クリックで拡大できます▼

高圧受電契約で、それぞれ調整が行われた場合を試算してみました★

2023年9月時点、九州電力の高圧の燃料費調整単価は「3.51円」です。

現在、国の補助で
高圧は9月まで−3.5円／kWh、10月のみ−1.8円／kWh、
燃料費調整単価からマイナスされていますが、
今回はこれが無いものとして試算しています。

▼クリックで拡大できます▼

これが毎月計算に組み込まれるわけですね。
燃料費調整額への反映のタイミングは、
①燃料調整、離島ユニバーサルサービス調整は、
3ヶ月分の平均燃料価格をもとに算出されます。

②市場価格調整は、
毎月21日〜翌月20日の１ヶ月分の平均価格をもとに
算出されます。

①は3ヶ月後の電気料金、
②は約1ヶ月半後の電気料金に反映されます。

▼クリックで拡大できます▼

新しく導入されるメニューの概要はこのような感じです。
詳細は九州電力のHPにも掲載されています。
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2021年における電力の高騰・・・
市場価格は高騰しつづけ、新電力が次々と撤退。

行き場をなくしてしまったお客様が、
九州電力へ移行しようにも、高圧以上の契約受付が停止されるなど、
悲惨な事態になったことは記憶に新しいですね💦

 
今回の新標準メニューの導入により、
顧客側がリスクを負うことで
電力調達価格の高騰などにも対応できるようにしようということですね！

これにより、
最終保障供給を受けていた、新電力から九州電力へ乗り換えるなど、
新たな契約を可能にする目的もあるようです。

 
これから九州電力と契約する新規のお客様は、
最短で10月からこの市場価格調整ありの新標準メニューで
電気供給を受けることができます。

既存契約のお客様は、2023年度までは現行、
2024年度からは新標準メニューへ移行となり
市場価格調整ありとなる予定のようです。

 
今回ご紹介したメニューは、
2024年4月分（500kW以上契約は3月分）電気料金までとされ、
その後は再度見直しが行われるようです。

 
九州電力でご契約のお客様は、今後の動向に注目ですね！！

それでは次回のメルマガもお楽しみに♪